深夜や休日に、けたたましく鳴り響く火災報知器のベル。「また誤作動か…」と頭を抱えつつも、そのたびに生産ラインを止めたり、周囲に気を遣ったり…。そんな経験はありませんか?
火災報知器の誤作動は、単に「うるさい」だけでは済まされない、深刻な問題のサインかもしれません。福島で多くの工場のトラブルを解決してきた専門家が、誤作動の主な原因と、万が一の時に絶対やってはいけない対応について解説します。
【なぜ?】誤作動と侮るな!放置が招く「本当のリスク」
「火事じゃないなら大丈夫」と誤作動を放置してしまうのは、実はとても危険です。その一度の油断が、取り返しのつかない事態を引き起こす可能性があります。
「オオカミ少年」状態が、本当の火災時の避難を遅らせる
誤作動が頻繁に起こると、従業員の中に「どうせまた誤作動だろう」という慣れや不信感が生まれてしまいます。この「オオカミ少年」状態が最も危険で、本当に火災が発生した際に警報を信じなくなり、避難が遅れる原因となるのです。
生産ラインの停止や、テナントからの信頼失墜に繋がる経営リスク
誤作動のたびに生産ラインを止めて安全確認を行うことは、直接的な生産性の低下に繋がります。また、オフィスビルや商業施設であれば、テナントや顧客からの信頼を失う原因にもなりかねません。 誤作動は、無視できない経営リスクの一つなのです。
【具体例】なぜ火災報知器の誤作動は起きる?主な原因トップ5
火災報知器が鳴るのには、必ず何か理由があります。火災以外の主な原因を知っておくだけでも、いざという時に落ち着いて対応できます。
原因1:湿気や結露、ホコリなどの環境要因
梅雨時期の湿気や、寒暖差による結露、工場内に舞うホコリや粉塵などが感知器の内部に入り込み、誤作動を引き起こすことがあります。特に、水蒸気が多く発生する場所や、粉っぽい作業場の近くでは注意が必要です。
原因2:タバコの煙や殺虫剤など、火災以外の煙や湯気
喫煙所からのタバコの煙の流入や、害虫駆除のための燻煙タイプの殺虫剤、調理場の湯気なども、煙感知器が「火事の煙」と勘違いしてしまう代表的な原因です。
原因3:感知器本体の経年劣化・寿命(これが意外と多い!)
消防設備の感知器にも寿命があります。一般的に10年~15年が交換の目安とされており、古くなると電子部品の劣化などにより、何もなくても作動してしまうことがあります。原因不明の誤作動が続く場合、この寿命が原因であるケースが非常に多いです。
原因4:配線の不具合や受信機のトラブル
感知器だけでなく、それらを繋ぐ配線のショートや断線、信号を受け取る「受信機」本体の故障が原因で、システム全体が誤作動を起こすこともあります。これは外から見ても分からないため、専門家による診断が必要です。
原因5:いたずらや、作業中の偶発的な接触
残念ながら、発信機の押しボタンがいたずらで押されるケースもあります。また、フォークリフトや脚立が感知器にぶつかるなど、作業中の偶発的な接触で作動してしまうことも、工場では起こり得る原因の一つです。
【重要点】誤作動時に絶対やってはいけないNG対応と正しい初動
ベルが鳴り響く中、パニックになってやってしまいがちなNG対応があります。正しい初動と合わせて、しっかり覚えておきましょう。
NG対応:自己判断で受信機の電源を切る、感知器を外す
音を止めたい一心で、受信機の電源を落としたり、鳴っている感知器を無理やり外したりするのは絶対にやめてください。その後に本当の火災が発生した場合、システムが全く機能せず、発見が遅れるという最悪の事態を招きます。
正しい初動:まずは落ち着いて現場を確認し、専門業者へ連絡
まずは受信機で警報が出ている「エリア」を確認し、その場所に実際に火や煙がないかを目視で確認します。火災の危険がないと判断できたら、音を止める操作(受信機によって操作方法が異なります)を行い、速やかに私たちのような消防設備の専門業者へ連絡してください。
根本的な解決には、プロによる原因診断が不可欠
一度音を止めても、原因が解決しなければ誤作動は繰り返されます。なぜ誤作動が起きたのか、その原因を正確に突き止めるには、専門家による診断が不可欠です。原因に応じた適切な処置(清掃、交換、修理など)を行うことで、本当の安心を取り戻せます。
火災報知器のトラブル、福島県の専門家が駆けつけます
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矢吹防災センターの迅速なトラブル対応と原因特定
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工場の「困った!」は、私たちにお任せください
矢吹防災センターは、単なる点検業者ではありません。他社が敬遠するような難しいトラブルや工事にも積極的に対応する、問題解決のプロフェッショナルです。 火災報知器の誤作動から、消防設備全体の更新まで、福島県の工場の安全に関するお悩みは、私たちに安心してお任せください。
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