はじめに
「毎年、消防設備の急な故障で予備費が消えていく…」
「設備の修理費用を申請しても、『またか?』と上層部に嫌な顔をされる…」
予算管理や施設管理を担当されている方であれば、こんな経験はありませんか?消防設備は目に見えない部分で劣化が進むため、突然の高額出費が発生しがちです。
しかし、行き当たりばったりの「事後保全」から、計画的な「予防保全」へ切り替えることで、コストを抑えつつ社内承認もスムーズになります。
今回は、来年度の予算策定シーズンに向けて、現場のプロが教える「実効性のある長期修繕計画」の立て方をご紹介します。
なぜ今、「長期修繕計画」が必要なのか?

「壊れたら直せばいい」という考え方は、実は企業にとって大きなリスクとコスト増を招きます。
「壊れてから直す」が高くつく理由
設備が故障してからの緊急対応は、部品の特急手配や夜間作業などが発生し、費用が割高になりがちです。
さらに怖いのが、部品が届くまでの間、生産ラインを止めなければならないリスク(ダウンタイム)です。「数百万円の修理費」以上に、「稼働停止による損失」の方が経営に大ダメージを与えます。
コストの「平準化」で予算承認がスムーズに
突発的に発生する「300万円の修理費」は、稟議を通すのが大変です。しかし、あらかじめ計画された「毎年50万円の更新予算」なら、経営層も資金計画が立てやすく、承認がスムーズになります。
長期修繕計画を作ることは、担当者様の社内調整の負担を劇的に減らすことにも繋がるのです。
プロが教える!実効性のある修繕計画作成 3ステップ

では、具体的にどのように計画を立てれば良いのでしょうか?
1. 現状把握(棚卸し)
まずは自社の設備リスト(点検報告書)を用意し、それぞれの「設置年」を確認します。
メーカーが推奨する更新時期(例:受信機は15年、感知器は10年など)と照らし合わせ、「寿命を超えているもの」「あと数年で寿命が来るもの」を色分けしてリスト化しましょう。
2. リスク評価と優先順位付け
全てを一度に新品にするのは予算的に不可能です。そこで優先順位をつけます。
- 緊急度 高:既に不具合が出ている、または法令違反の状態にあるもの
- 緊急度 中:誤作動の前兆がある、製造中止で部品がないもの
- 緊急度 低:古いが動作は安定しているもの
このように分類し、危険度の高いものから来期の予算に組み込みます。
3. 概算見積もりの取得
リストができたら、専門業者に依頼して「概算見積もり」を取りましょう。カタログ価格ではなく、工事費込みの現実的な数字を把握することで、精度の高い予算申請が可能になります。
矢吹防災センターは「予算に合わせたプランニング」が得意です

私たち矢吹防災センターは、単に「古いから全部交換しましょう」という提案はいたしません。
「全交換」ありきではない、延命措置も含めた現実的な提案
メーカーの推奨時期はあくまで目安です。私たちは30年の経験から、実際の設置環境や劣化状況を診断し、「ここはまだ使える」「ここは部分的な修理で延命できる」といった柔軟な判断を行います。
使える予算には限りがあります。その中で最も費用対効果の高いプランをご提案します。
中長期的なパートナーとして
一度計画を作って終わりではありません。毎年の予算策定時期(例えば11月頃)に合わせて、設備の状況報告や翌年度の見積もり提出を行うなど、担当者様の業務サイクルに寄り添ったサポートを継続します。
まとめ
来年度の予算策定シーズンに入る前に、まずは一度、設備の健康診断をしてみませんか?
「何から手をつけていいか分からない」という場合でも大丈夫です。私たちが現状を調査し、上層部にそのまま提出できるような修繕計画案づくりをお手伝いします。
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最後までお読みいただきありがとうございました。

